2011年2月23日水曜日

春を待ちわびて


寒さの中にも春の息吹を感じる今日この頃、春を待ちわびて京和菓子の本を手に取り、「春」の項を開きます。

京和菓子は目で楽しみ、舌で楽しむ・・・それに加えて「銘」で楽しむと言われています。写真では見にくくなってしまいましたが、右ページ2段目の生菓子は「春の山」という銘がつけられています。ふんわり桃色のきんとん風の餡は見ただけで美しく、口に入れた瞬間の柔らかさを想像してしまいます。

そして銘を知ると「桜などの花に色どられていく春の山をイメージしているのね」と、より一層目の前の菓子が感慨深く、大切に見えてくるのです。京都を空想トリップ・・・かなり癒しのひとときでした。

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