2017年12月3日日曜日

かるかん

鹿児島名産「かるかん」と言えば、餡入りを思い浮かべる方が多いかもしれませんが、実は羊羹やういろうと同じ棹菓子の1つ。写真は、鹿児島の友人がお茶菓子に出してくれた、棹状のかるかんを1切れずつ個包装にした、餡なしの元祖かるかんです。

自然薯の香り、芋と米粉のむっちりとした弾力。確かに甘いのですが、自然薯(山芋)・米粉・砂糖の3つだけの原料とは思えない、奥深い味がそこにはありました。「かるかん=餡入り、そして甘い」というイメージしかもっていなかった私は、衝撃を受けました。
あの衝撃から2か月、家族が職場でかるかん饅頭を頂いてきました。あの時と同じ「明石屋」のもので、観光客のみならず、地元民から絶大な信頼を勝ち得ている老舗のかるかん。ここのしか食べないという人もいるとか…

友人曰く、新芋で作ったものと、少し時期がずれてきた頃のものだとやはり風味が違うそう。シンプルな原料だからこそ、嘘はつけない、真っ向勝負の力強い和菓子です。

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